北欧ヴィンテージのテレビ台はなぜ見つからないのか?北欧ヴィンテージでテレビ台を探す方法とは。

当店で取り扱う北欧ヴィンテージ家具はチェアからテーブル、ソファやウォールシェルフまでさまざまなジャンルがありますが、その中でもテレビ台は人気の商品。しかし、北欧ヴィンテージでテレビ台を探されたことがある方はお分かりかと思いますが、全然見つかりません。なぜ北欧ヴィンテージのテレビ台は見つかりにくいのか。その背景と当店なりの解決策をお伝えいたします。


なぜ北欧ヴィンテージのテレビ台が見つからないのか?

当店でもテレビ台を探しに来店される多くいらっしゃいますが、サイズや高さの問題で希望のものが見つからない場合が多く悩まれる方が多いジャンルです。なぜ北欧ヴィンテージのテレビ台が見つかりにくいかという答えはこの画像でわかります。

こちらのサイドボードですが、実は元々は中にテレビが入っていて、テレビを外してリメイクした一品。北欧ヴィンテージ家具が作られた1950~70年代はこちらのサイドボードのように家具に作り付けでテレビが埋め込まれ、家具とテレビが一体になっているものが基本でした。そのためテレビを埋め込む前提でデザインされたものがほとんどで、低めのサイドボードやテレビ台の上に置いて使用するという考えは当時少なかったようです。このため、テレビを上に置いて使用する前提でデザインされた低めのテレビ台は北欧ヴィンテージで探すとそもそも流通数は少なく、且つ探されている方も多く人気があるので出会いの頻度が低くなります。このような時代背景もあり北欧ヴィンテージのテレビ台はそもそも少ないのです。

 

北欧ヴィンテージでテレビ台を探す方法

それではテレビ台で北欧ヴィンテージを使いたい場合はどのようにすればよいのか。当店から3点ご提案いたします。

①根気よく探す

②少し高めのサイドボードを使用する

③コーヒーテーブルを使用する

 

①根気よく探す

流通数は少ないものの稀に見つかることもある北欧ヴィンテージのテレビ台。以下のサイドボードは当店でこれまで買い付けた低めのサイドボードですが、このようなテレビ台として使用できるサイドボードも稀に見つかるのでお急ぎでない場合や絶対北欧ヴィンテージがいい!という方は根気よく探してみましょう。当店では買付依頼も受け付けています。ご希望の場合は現地で探して参りますので、ご遠慮なくお申し付けください。

珍しい低めで幅広のテレビ台。サイズは幅165cm奥行き44cm高さ51.5cm。売約済みです。

取っ手のデザインがかわいいテレビ台。サイズ幅182cm奥行46cm高さ56cm。売約済みです。

こちらは幅190cm奥行46cm高さ71cmと少し高さはありますが、横長のテレビ台。売約済みです。

2025年4月現在、当店では下記のテレビ台を買い付けています。幅広タイプで低めのタイプは珍しいですね。こちらは2025年夏頃入荷予定です。

カイ・クリスチャンセンのチェスト。こちらは当時テレビ台としてデザインされた珍しい仕様で、天板に回転台が付いています。サイズは幅85.5cm奥行45.5cm高さ50cmと小さ目なテレビのテレビ台に最適。売約済みです。

貴重な当時の仕様。B&O社のテレビを収納するケースもチーク材仕様で豪華な造りです。

②少し高めのサイドボードを使用する

そもそもテレビ台を使用する際に、ソファに座って見るのかダイニングチェアに座って見るのかやテレビの大きさによって適正なテレビ台の高さは異なりますが、少し高さを妥協すればある程度見つかりやすくなります。

例えばこちらのBang & Olufsen社のサイドボードは、高さ61cmと通常のテレビ台よりは少し高さがありますが、使用環境に合致すればテレビ台として活躍してくれます。こちらのサイドボードは元々オーディオ用で重いアンプやレコードプレーヤーなどを置けるようデザインされているため、耐久性も高くお勧めです。

Bang & Olufsen社のサイドボード。いろいろなバリエーションが存在します。売約済みです。

オーディオ用ということもあり、配線用の穴が開いているのもポイント。デッキ類の設置にも使いやすいデザインです。

③コーヒーテーブルを使用する

本来の使い方とは異なるものの、コーヒーテーブルをテレビ台として使用する方法もあります。高さはそのコーヒーテーブルによりますが、低めのものやサイズもいろいろ存在するのでお気に入りの一台を探してみましょう。

ハスレヴ社のコーヒーテーブル。こちらのモデルのサイズは幅150cm奥行60cm高さ50cm。売約済みです。

半円系のコーヒーテーブル。丸みを帯びたデザインがかわいい。サイズは幅150cm奥行69.5cm高さ45cm。売約済みです。

ラタンを使用したコーヒーテーブル。サイズは幅145cm奥行55cm高さ55.5cm。中板にデッキ類も収納できます。売約済みです。


北欧ヴィンテージのテレビ台は、1950~70年代当時と現代のテレビ台の考え方の違いや歴史的な背景から見つけるのが難しいアイテムです。北欧ヴィンテージのいわゆる黄金期の1950~70年代には家具にテレビが組み込まれることが一般的だったため、現在のテレビ台のようなデザインはそもそもあまり存在していません。そのため、低めのテレビ台を求める声は多いものの、流通数が非常に限られているのが現状です。当店では、テレビ台を探すための3つの提案として、根気よく探すこと、少し高さのあるサイドボードの利用、コーヒーテーブルを代用することを挙げていますが、ご自身の使用環境や希望に応じて検討してみましょう。当店ではお客様のご要望に応じた買付依頼にも対応しておりますので、気になる方はご遠慮なくお申し付けくださいませ。あなたの理想のテレビ台との出会いをお手伝いします。

メンテナンス済みのサイドボードはこちらから

メンテナンス前のサイドボードはこちらから

 

北欧家具tanuki 北島

北欧ヴィンテージ定番の伸長式ダイニングテーブル。そのメリットとデメリットとは?

当店で買い付けるデンマークを中心とした北欧ヴィンテージのダイニングテーブル。アノニマスからデザイナーズのハイエンドのものまで、実は北欧ヴィンテージのダイニングテーブルはそのほとんどが伸長式。これまでたくさんのダイニングテーブルを買い付けてご紹介してきた店長だからからこそ感じる、伸長式ダイニングテーブルの魅力や気を付けるポイントとは?家具選びのご参考にご覧ください。

Svend Age Madsenの伸長式ダイニングテーブル。

伸長式ダイニングテーブルのメリット

通常の伸びないダイニングテーブルと比べて大変機能的で便利な伸長式ダイニングテーブル。その魅力は以下にまとめられます。

①大人数の使用に対応

②ちょっとした作業机として

③家族構成の変化に対応

 

①大人数の使用に対応

伸長式ダイニングテーブルの大きさはさまざまですが、概ね4人掛けから8人掛けになるものが主流です。伸長式のメリットとしては普段の生活では伸ばさない状態で2人暮らしや4人家族にちょうど良い大きさで使用することができ、来客など大人数での使用の際には広げて使用できる点。急な来客時にもどこかから追加のテーブルなどを持ち込む必要がありません。少し大きめのダイニングテーブルを最初から使用する選択肢もよいですが、余分に場所を取ったり椅子や周りの家具間の導線を考えると最低限の大きさにしたい、けどいざという時に広げたいという痒い所に手が届く便利なテーブルです。

伸長式の丸ダイニングテーブル。伸ばさない状態では通常の4人掛けです。
伸ばすと伸長天板が3枚入り10人掛けに対応。3枚以上伸長天板が付属するものはサポートレッグがあるものが多い。

②ちょっとした作業机として

日々の家事の中でもう少し作業スペースがあったら、、、と思ったことはないでしょうか。伸長式のダイニングテーブルがあれば、例えば料理の準備やちょっとした事務作業時にさっと天板を伸ばして使用できます。

ちょっと作業スペースを増やしたい、子供の宿題スペースに、などあると意外と便利です。

③家族構成の変化に対応

多くの伸長式ダイニングテーブルは4~8人掛けとなり、例えば子供が増えたり、祖父母との同居といった家族構成の変化にも柔軟に対応してくれます。2人掛けくらいの小さいダイニングテーブルを購入した後に家族構成の変化で買い替えをすると余計な出費も嵩みます。家族構成の変化に対応しながら愛着を持って長く使い続けられるのもポイント。

伸長式ダイニングテーブルのデメリット

実用性が高く大変便利な伸長式ダイニングテーブルですが、購入するにあたって確認しておきたいデメリットとは?私としてはそこまで支障を感じるポイントないと思いますが、強いて述べますと以下にまとめられます。

①天板が2重になっていることが多くやや不格好

②やや重量が重くなる

③追加の天板を別保管する必要がある

④剛性や耐久性

 

①天板が2重になっていることが多くやや不格好

そのモデルや仕様によりますが、北欧ヴィンテージの伸長式ダイニングテーブルは天板が2重になっているものが多くあります。すっきりとした見た目が好みの場合は少し気になるかもしれません。伸長式の天板が表から見えないタイプもありますので、見た目も機能も重視したいという方は一見すると伸長式に見えないようなすっきりとしたデザインの下記ヘニング・ケアヌルフデザインのダイニングテーブルがおすすめです。

天板が2重になっている北欧ヴィンテージでは定番のタイプ。これが気になる場合は以下のようなすっきりとしたデザインがおすすめ。
当店でも人気のヘニング・ケアヌルフのダイニングテーブル。一見すると伸長式に見えない普通のテーブルですが、伸長天板が内蔵されていてしっかり伸ばせます。すっきりとした見た目と機能性を重視したい方におすすめ。
コーナー周りもすっきりしています。
伸長した姿も美しい。

②やや重量が重くなる

伸長式でないダイニングテーブルと比べると伸長天板やレールなどの構造物が多くなるため、必然的に重くなります。ダイニングテーブルを運ぶという機会はあまりないかと思いますが、引っ越しや模様替えなどの際は少しパワーが必要です。ただ大人二人いれば大概運べる重さですので支障はないと思います。

天板裏は複雑な構造になっています。

③追加の天板を別保管する必要がある

天板内蔵型を除き、伸長天板を使用しない時に別保管が必要です。長方形の伸長式ダイニングテーブルのほとんどが内蔵タイプですが、特に丸ダイニングテーブルは別保管の主流で、押し入れなど保管スペースがある程度必要です。

カイ・クリスチャンセンの丸ダイニングテーブル。左奥に写っているのが伸長天板。

④剛性や耐久性

使用上は差支えないものの、天板が動くという構造上、何も伸びないシンプルなダイニングテーブルよりも揺れなどが発生しやすい場合があります。また、多くのものは木製か金属製のレールを使用して伸長しますが、そのレールに重量が掛かると反ったり破損する可能性があります。ただ、当店のこれまでの経験上、天板に手をついて立ち上がるなど多少荷重がかかっても簡単には壊れません。伸長天板に子供がぶら下がったり登ったりなど、通常の使用の範囲外での使われ方などで負荷が掛かると破損する可能性がありますのでご注意ください。

長方形の伸長式ダイニングテーブルの場合はこちらのように片持ちになっている構造がほとんどです。通常の使用の範囲内では問題はありませんが、イレギュラーな力が掛かると破損の可能性も。

伸長式ダイニングテーブルの種類

伸長式ダイニングテーブルといっても実は種類もさまざまです。ぜひ普段の生活様式やお部屋の間取りなどを考慮してお気に入りの一台を探してみてください。

①長方形の伸長式ダイニングテーブル

北欧ヴィンテージの伸長式ダイニングテーブルではもっとも定番のタイプ。基本的には左右両方とも伸び、天板が2重になっているタイプが基本です。モデルによっては伸長天板が見えないようなデザインになっていたりバリエーションもさまざま存在します。伸長天板が片持ちタイプだと天板下に脚がないため、椅子を自由な位置に置くことができ利便性も高いです。

Svend Age Madsenのダイニングテーブル。天板が2重になっていますが、すっきりまとまったデザインをしています。
伸ばした時の一体感や佇まいも美しくよく考えられています。
ヨハネス・アンダーセンのダイニングテーブル。一見すると伸長式に見えませんが、
伸長天板が内蔵されていて、
片方伸ばせます。バランスを取るために実は伸長天板の反対側にコンクリートの重りが入っています。

②伸長天板別保管タイプの伸長式丸ダイニングテーブル

伸長式丸ダイニングテーブルは基本的にはこの伸長天板が別保管のタイプです。使用しないときはどこかに収納しておく必要があります。通常は1~2枚の伸長天板が付属しますが、多いものだと20人掛けくらいのテーブルになるものも存在するようです。

カイ・クリスチャンセンの丸ダイニングテーブル。伸長天板は別保管です。
伸長天板を2枚付けた状態で8人掛けに対応します。

③伸長天板内蔵タイプの伸長式丸ダイニングテーブル

伸長天板を天板下に収納できる天板内蔵タイプ。こちらであれば伸長天板をどこかに収納しておく必要がないため大変便利です。イギリスのG planのダイニングテーブルはこのタイプが多いですが、デンマーク製など北欧ヴィンテージで探すと意外と見つからないので、お探しの際は当店までお声かけください。

伸長天板内蔵タイプ。内部で折りたたまれて収納されています。

こちらは長方形の伸長天板が天板下に収納されているタイプ。

伸ばすとかなり大きくなります。脚が中央についているモデルは椅子を位置を固定されずフレキシブルに使えます。

④バタフライ式伸長式ダイニングテーブル

伸長天板をサイドに引っ掛けておくタイプです。使いたいときにさっと簡単に天板の伸ばせる一方、サイドに引っ掛けておくと椅子に座る導線の支障になる場合もあるのでご注意。

ハンス・J・ウェグナーのダイニングテーブル。左右に伸長天板が引っ掛かるバタフライ式。

⑤展開型伸長式ダイニングテーブル

いわゆるゲーミングテーブル(カードゲームをするためのテーブル)と呼ばれる展開型のダイニングテーブル。①の通常の伸長式ダイニングテーブルのように天板が2重になっていますが、こちらは折り畳まれた状態となっており、展開すると2倍の大きさになります。

Ejner Larsenのダイニングテーブル。一見すると通常の2重の伸長式ダイニングテーブルに見えます。

天板が90度回り天板を展開して広げます。

ユニークな造りです。

北欧ヴィンテージの伸長式ダイニングテーブルは、日常生活において痒い所に手が届く多機能で便利なアイテムです。家族構成の変化や来客に柔軟に対応でき、作業スペースとしても活用可能なため、長く愛着を持って使い続けることができます。一方、天板の2重構造や重量、伸長天板の保管場所の確保などデメリットもありますが、その利便性はそれ以上のメリットをもたらします。デザインや使い勝手に応じて様々な種類から、日常の生活スタイルに合わせてお気に入りの一台を見つけてみてはいかがでしょうか。当店ではたくさんのダイニングテーブルを取り扱っております。ダイニングテーブルをお探しの際はぜひ当店のウェブショップをご覧ください。買付依頼も受け付けていますので、ご希望の場合はお気軽にお問い合わせください。

メンテナンス済みダイニングテーブルはこちらより

メンテナンス前のダイニングテーブルはこちらより

 

北欧家具tanuki 北島

絵画を飾るように楽しめる。ロイヤルコペンハーゲン社のタイルが敷き詰められたハスレヴ社のコーヒーテーブルの魅力

当店で取り扱う北欧ヴィンテージ家具。半世紀以上前にデザインされ今もなお製造され続ける名作から当時数年間しか製造されずヴィンテージでしか入手できないモデルまでさまざまなモデルが存在します。今回ご紹介のロイヤルコペンハーゲン社のタイルが敷き詰められたハスレヴ社のタイルトップテーブルもヴィンテージでしか手に入れられない一品で北欧ヴィンテージ家具の定番商品のひとつ。タイルの趣に加え、実用性も高いタイルトップテーブルの魅力をまとめます。


ロイヤルコペンハーゲン社とハスレヴ社のコラボ作品の基本

当店でも買付の度に現地で見つければ買い付けるハスレヴ社のコーヒーテーブル。いろいろなバリエーションが存在しますが、定番はこちらのデザイン。至極シンプルで直線を基調としたデザインにタイルが張られたものが基本です。脚は先窄みとなっており、野暮ったい感じがなく洗練された印象。脚を天板を繋ぐ留めは接着剤で固定されているため、金具などが裏面にもないすっきりとしたデザインで作られています。天板は上記画像のように全面にタイルが張られたものから一部のみというものも存在します。

このデザインを基本に引き出し付きモデルやワゴン、サイドテーブルやネストテーブル、チェストやミラー、はたまた珍しいデスクまでいろいろなバリエーションが存在します。

コーヒーテーブル

基本のコーヒーテーブル。幅が110~150cmのものが多い。

サイドテーブル

当店でも一番人気の小型のサイドテーブル。ソファ横やベッド脇にぴったりなサイズ。

タイルをよく見るとロイヤルコペンハーゲン社のマークが入っていることも。

当店でも特に人気のTENERAの青いタイルが使用されたモデル。濃いローズウッド材と鮮やかなタイルの対比が美しい。

ネストテーブル

こちらはネストテーブルのタイプ。すべての天板にタイルがあるものと、一番大きいテーブルのみにタイルがあるものも存在する。

ワゴン

ワゴンタイプの一品。

デスク

かなり特殊なタイルトップデスク。その道数十年の現地のディーラー曰く今まで見たことがないとのことで、特注品ではないかとのこと。
当然天板はタイルなのでボコボコ。筆記作業する際はなにかマットを使用していたのでしょう。

豆知識

天板裏にロイヤルコペンハーゲン社のバッチが張ってある場合もあります。
普段は見られないタイルの裏側はこのようになっています。こちらはアルミニア時代のものですが、ひとつひとつにサインが入っています。

ロイヤルコペンハーゲン社とハスレヴ社のコーヒーテーブルの魅力

その美しさに加えタイルならではの魅力があるタイルトップテーブル。そんなハスレヴ社のコーヒーテーブルの魅力は以下にまとめられます。

①タイルの美しさ

②タイルの柄のバリエーション

③水や熱に強い

 

①タイルの美しさ

まず最大の魅力はやはりそのタイルの美しさ。ロイヤルコペンハーゲン社のBACAシリーズやTENERAシリーズのタイルは現在のロイヤルコペンハーゲン社の製品とは趣が異なり、ハンドペイントのためひとつとして同じ柄が存在せず、それ故の暖かみを感じる点がヴィンテージならでは魅力。お部屋に置くだけで絵画を壁に飾るように楽しめます。

最もスタンダードなBACAのタイルを使用したタイプ。

②タイルの柄のバリエーション

当時ロイヤルコペンハーゲン社とハスレヴ社とのコラボにおいて使用されたタイルは様々あります。基本のBACAのタイルを始め、鮮やかな青みが魅力のTENERAのタイルなど、色味や柄もさまざま。ぜひお気に入りを見つけてみてください。

TENERAの青いタイルを使用したタイプは特に人気のモデルで、入荷直後に売れてしまうことがほとんど。
緑のタイプも落ち着きがあって素敵です。

③水や熱に強い

天板にタイルを使用していることのメリットとしては当然水や熱に強い点が挙げられます。木の天板のテーブルなどでは輪シミや熱による色味や艶の変化などが発生する場合がありますが、タイルであればそのようなことを気にせずに使えます。水に濡れてもさっと拭くだけでお手入れも簡単です。

ロイヤルコペンハーゲン社とハスレヴ社のコーヒーテーブルの注意点

魅力たっぷりのロイヤルコペンハーゲン社とハスレヴ社のコラボテーブル。特段購入にあたっての注意点はないのですが、購入を検討の方に念のため知っておきたい注意点をまとめます。

①重い

タイルを使用しているので当然ではありますが、木を使用したテーブルと比べると重いです。小さ目のサイドテーブルであれば女性一人でも簡単に持ち運べますが、大きめのコーヒーテーブルなどはかなり重いので、運ぶ際は大人二人以上で作業を行いましょう。

935mm角のコーヒーテーブル。このくらいのサイズになると大人一人で持ち上げるのは困難です。

②破損注意

タイルを使用していることもあり、テーブルを落としたりタイルの上に物を落とすなど、強い衝撃を受けた場合はタイルが割れたり剥がれる可能性があります。タイルの剥がれは元に戻せますが、割れの跡は完全に修復はできません。当店でもこれまで配送中にタイルが剥がれてしまったことがありますが、普通に使用していればまずこのようなことは起こりませんのでご安心ください。


北欧ヴィンテージ家具の定番の人気商品であるロイヤルコペンハーゲン社とハスレヴ社のタイルトップテーブルは、実用性と美しさを兼ね備えた一品です。ハンドペイントされたタイルは、BACAやTENERAシリーズを中心に多様なデザインがあり、唯一無二の温かみが魅力。タイル天板は水や熱に強く、日常生活での使い勝手も抜群です。ただし、タイルの構造上、テーブルは重く、取り扱いには注意が必要です。また、落下や強い衝撃でタイルが割れる可能性もあるため注意が必要です。ヴィンテージならではの価値を感じつつ、実用的に使える点が多くの支持を集める理由です。お部屋に絵画を飾るようにぜひご自宅に取り入れてみてはいかがでしょうか。

北欧家具tanuki 北島

カイ・クリスチャンセンのNo.42チェア。北欧ヴィンテージの定番チェアとして長く愛される訳とは。

当店で取り扱う北欧ヴィンテージ家具のチェア。半世紀以上前にデザインされながら今なお作られ続け愛される名作も多数存在することから、北欧ヴィンテージ家具の普遍的なデザインや実用性が世界的に評価されていることが伺い知れます。そんな北欧ヴィンテージのチェアの中でもそのデザインや実用性で高く評価されるカイ・クリスチャンセンのNo.42チェア。当店でもデンマーク買付の際に見つかれば買い付ける北欧ヴィンテージの定番のチェアですが、なぜそれほどまでに人気なのか、その魅力をお伝えします。

背もたれをミナペルホネンのタンバリンで張り替えたタイプ。2色使いも人気です。

カイ・クリスチャンセンとは?

カイ・クリスチャンセン(Kai Kristiansen)は1929年にデンマークで生まれた家具デザイナーです。1948年頃、コペンハーゲンにある王立美術アカデミーに入学し、家具デザイン界の巨匠であるコーア・クリント(Kaare Klint)に師事します。その後わずか26歳で自身のスタジオを開いたクリスチャンセンは、やがてデンマーク・モダンスタイルと呼ばれるようになる家具を作り始め、後にデンマークの著名なメーカーで生産されることになります。
クリスチャンセンはチェア、デスク、サイドボード、ウォールユニットなど、デンマークモダンを代表する家具を製作しており、そのデザインは時代を超えた今でも高い評価を得ています。


カイ・クリスチャンセンのNo.42チェアの魅力

北欧ヴィンテージのチェアとしても定番の一品。そんなカイ・クリスチャンセンのNo.42の魅力は下記5点にまとめられます。

①背もたれが可動する

②ひじ掛けの位置が絶妙

③ハーフアームで収納に便利

④軽量

⑤シルエットが美しい

 

 

①背もたれが可動する

まず何と言ってもこのNo.42の特長は背もたれの角度が変わること。座面に深く腰掛けて姿勢正しく座ることはもちろん、少しリラックスして砕けた姿勢にも追従してくれるのでさまざまな姿勢で腰かけられます。この背もたれも背中のちょうど良い部分にフィットし腰を支えてくれます。座面周りも広いので、斜めに腰かけたり、だらーんとだらしない格好で座りこともできます。

姿勢正しく背を立てた状態。
背もたれに寄り掛かった状態。
姿勢にここまで追従してくれます。

 

斜めに座っても体に馴染みます。

②ひじ掛けの位置が絶妙

No.42の初めて座った方がよく驚かれる部分でもあるこのひじ掛け。座って肘を置いてみるとその高さや角度、さらに天面が沿っているのがポイントで上腕に絶妙にしっくり馴染みフィットします。このアームの造形も美しく、それでいて手で持った際の手馴染みも良いという点もグッド。痒い所に手が届く至れり尽くせりなひじ掛けです。

このカーブ具合がとても良い。

しっくりきます。

③ハーフアームで収納に便利

カイ・クリスチャンセンのNo.42はいわゆるハーフアームというひじ掛けを持っていますが、こちらも痒い所に手が届くデザイン。座面の先端くらいまでアームがあるデスクワーク用などのアームチェアの場合、腕全体を支えてくれ安楽性は高いのですが、テーブルに当たって天板下に収納できない場合もあります。その点、No.42は通常のアームチェアの半分程度の長さに収められており、アームチェアという機能を保ちつつ、天板下に収納しやすいという実用性も兼ね備えています。テーブルの天板下に収納できない場合、収納時にアームチェアとハーフアームでテーブル周りの導線に約20cmの差が生まれます。テーブル周囲のスペースがあまりない場合はこの約20cmこれがあるのとないのでは意外に違いは大きいです。

テーブルの高さによってはアームが当たって天板下に収納できない場合でも、座面の半分くらいは収納できます。

④軽量

カイ・クリスチャンセンのNo.42は見ての通り至極シンプルなデザイン、構造をしています。それゆえチェア自体も軽量で取りまわりをしやすいという点も魅力です。北欧ヴィンテージのチェアでは通常は座面全面が板で作られていることが多いのですが、こちらは枠で構成されているため、軽量化がされています。ちなみにこの枠に当店ではダイメトロールという布ばねを使用して張り替えるため、底辺り感がなくよい座り心地にも貢献しています。

⑤シルエットが美しい

北欧ヴィンテージのチェアの中にはシルエットが美しいチェアがたくさんありますが、こちらのカイ・クリスチャンセンのNo.42も美しいシルエットを持つ一脚。特に斜め後ろからのアームの造形や後ろ脚が見える角度が美しい(と個人的に思います)。脚は内向きになっているので、スタイリッシュな印象でありながら、4本脚が垂直になっているチェアと比べて脚まわりのスペースを取らず、椅子を引く動作で足を引っ掛けることも少ないデザインになっています。

 

カイ・クリスチャンセンのNo.42、現行品との違い

現在宮崎椅子製作所で製造が続けられているNo.42。現行品とヴィンテージの違いはどのようなところでしょうか。

①材の違い

②アーム横の木栓の違い

③座面下の違い

④フレームの細さや造形

⑤ヴィンテージでも年代で少しの違いが?※番外編

 

①材の違い

まずは材の違いです。私がこれまでみた限りですとヴィンテージものは【チーク材】【ローズウッド材】【オーク材】が存在しています。

宮崎椅子製作所で製造される現行品は【ブナ材】【アッシュ材】【オーク材】【レッドオーク材】【欅材】【ブラックチェリー材】【ウォールナット材】となっています。

オーク材は共通していますが、チーク材とローズウッド材はヴィンテージでしか手に入りません。共通しているオーク材も経年変化で飴色に変化している個体はヴィンテージならではの魅力です。

ヴィンテージでしか入手できないローズウッド材仕様のNo.42。杢目もかなり個体差があります。

ローズウッド材ならではの杢目や上品な存在感はヴィンテージならでは。

②アーム横の木栓の違い

外観的特徴の違いとしてはアーム横の木栓の違いになります。ヴィンテージは丸みがあり、現行品はフラットに仕上がっています。

ヴィンテージ仕様の木栓は表面が丸くなっています。この木栓の奥には背もたれ側の金具と接続するネジが入っていて、張替の際はこの木栓を取らないとネジを取ることができません。きれいに取れることは少ないので、基本的に作り直しになります。

③ピボットの金具

カイ・クリスチャンセンのNo.42の特長である動く背もたれ。背もたれ側面についている突起がアーム側にある穴の遊びの中で動くことにより背もたれの可動を実現しているのですが、ヴィンテージはただの穴(若しくは真鍮のカバーをしてある)ですが、現行品は金具で補強されています。ヴィンテージのチェアの場合はこの部分に破損があるものもよく見受けられるため、現行品では強度を高めるために改良されています。

普段は見えないアームの内側。

③座面下の違い

現行品には座枠の四隅に隅木を取り付けて補強してあります。ヴィンテージのNo.42にはありません。また、現行品には宮崎椅子製作所のタグと刻印があります。

④フレームの細さや造形

ヴィンテージと現行品の微妙な違いですが、ヴィンテージの方がわずかにフレームが細く作られています(※例外あり下記⑤参照)。また、アーム周りの造形も若干異なります。よりシャープな印象をお求めでしたらヴィンテージをお勧めします。

⑤ヴィンテージでも年代で少しの違いが?※番外編

実はデンマークで買い付けるヴィンテージのカイ・クリスチャンセンNo.42にはフレームの細さが異なる少なくとも2パターンが存在しています。アーム内側の遊びのある穴の仕様(真鍮カバーがあるかないか)や背板の構造(木材以外にもMDFを使用しているものある)、アームの造形など微妙な違いもあるのですが、細い方が古い方と思われます。よりシャープな印象のものをお探しでしたら特に後ろ脚がわかりやすいので見てみましょう。

左右共ヴィンテージのNo.42ですが、右の方がすっきりしています。特に脚先にそれが見て取れます。
フレームが細いタイプ。
フレームが少し太いタイプ。
アームの造形も微妙に異なります。右が細いタイプです。

カイ・クリスチャンセンのNo.42、現行品とヴィンテージ、どちらを選べばいい?

現行品とヴィンテージの違いをお伝えしましたが、結局どちらを選べばいいの?という方はこちらをご参考になさってください。

①価格

一概に言えませんが、現在のヴィンテージ市場の価格感からするとヴィンテージの方が現行品より価格は高いです。デンマークに家具を買い付けに世界中からバイヤーが訪れ、現地での供給量とその需要の関係で現地の価格は落ちず、近年の円安の影響もあり今後も価格は落ちそうにありません。もちろんチーク材やローズウッド材はそもそも現行品で作られていないためその希少性や材の価値の違いがありますし(※以前は宮崎椅子製作所でもチーク材仕様を製造していましたが現在は中止)、現代でチーク材やローズウッド材で新規で同じものを作ろうとすると、ヴィンテージで購入する以上の価格になると思われるので、チェアを価値を考えると決してヴィンテージの価格が高いということもないと思います(ローズウッド材のものはそもそも作れません)。

②耐久性

1954年にデザインされたカイ・クリスチャンセンのNo.42。当店で買い付けるヴィンテージものの多くは半世紀前に作られたものが中心となり、現在の機械加工の精度や工業規格の違いなどもあり、耐久性としては現行品に軍配は上がります。特にヴィンテージのNo.42はアームの可動部にダメージが発生することがあり、デンマーク買付時はこの部分にダメージがないか見て買付をしています(この部分は現行品では金属パーツを使用することにより改善しています)。ヴィンテージのNo.42も当店ではこれまでかなりの数を販売しており、経験上メンテナンスをしっかりすれば特に実用上は問題はないのですが、可動するという構造上(現行品も含め)長期に渡る使用において何か不具合が出る可能性は0ではございません。

③材の違い

現行品にはないチーク材とローズウッド材でお探しの場合はヴィンテージ一択です。個体差はありますが、ヴィンテージの経年変化の雰囲気はやはり現行品にはありません。

④見た目

上記で解説した通り、フレームの細さの違いがあるため、よりシャープな印象のものをお探しでしたらヴィンテージがおすすめです。現行品はどちらかというとシャープ寄りに作られているようです。

カイ・クリスチャンセンのNo.42の張替も楽しい

当店で取り扱うカイ・クリスチャンセンのNo.42はもちろん張替も可能です。

背と座を同じ色で張り替える定番スタイルから、背と座をあえて違う色で張り替えるバイカラー仕様もおすすめ。ミナペルホネンのタンバリン柄も定番の可愛さです。当店でこれまで張り替えた中からご参考までにいくつかご案内いたします。ぜひお気に入りの組み合わせを見つけてみてください。

ミナペルホネンのタンバリンにて張り替えたNo.42。ポップでかわいい。
Kvadrat/Raf Simons/Pilotを使用したNo.42。
Kjellerup Væveri社Herningにて張り替えたNo.42。背のみストライプの仕様。
Danish Art Weaving社Royalにて張り替えたNo.42。ポップで楽しげな配色。
Danish Art Weaving社Royalにて張り替えたNo.42。落ち着きある紺色は定番の色。
リバコ社RIBONシリーズにて張り替えたNo.42。
Kjellerup Væveri社SAMSØにて張り替えたNo.42。ローズウッド材とグレーの生地は相性ばっちりです。

カイ・クリスチャンセンのNo.42を選ぶ際に

カイ・クリスチャンセンのNo.42は、半世紀以上の時を経てもなお多くの人々に愛され続ける北欧ヴィンテージ家具の名作です。その背もたれの可動性、絶妙なひじ掛けの位置、収納に便利なハーフアーム、軽量で扱いやすい構造、そして美しいシルエットが見事に融合しており、デザイン性と実用性を兼ね備えた一脚です。現在では宮崎椅子製作所において現代のニーズに合わせて改良を加えながら製造が続けられていますが、希少なチーク材やローズウッド材を使用したヴィンテージ品では、その材の魅力やヴィンテージならではの雰囲気、シャープなフレームの造形も魅力的です。また、ヴィンテージの中でも製造年代によって細部の仕様に違いがあり、それぞれの特徴を知った上で、お好みのものを選んでいただければと思います。半世紀以上前のデザインながら現代の生活スタイルにも対応するカイ・クリスチャンセンのNo.42は、これからも多くの人々に長く愛され続けることでしょう。ぜひこの機会に、あなたもその魅力を体験してみてはいかがでしょうか。

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北欧家具tanuki 北島

 

滑らかな曲線が魅力。ヨハネス・アンダーセンのチェアの美しさを解説。

当店で取り扱う北欧ヴィンテージ家具にはデザイナーズからアノニマスのものまでさまざまなデザインが存在し、シンプルな物から構造的にそれ意味ある?という奇抜なものなど多種多様なものが作られてきました。北欧ヴィンテージ家具といえば丸みを帯びた曲線の柔らかさが特徴のものも多いのですが、その中でも特に曲線の美しさに定評のあるデザイナー、ヨハネス・アンダーセン。チェア以外にもチェストやサイドボードなどさまざまデザインしましたが、その魅力を最も感じられるチェアの魅力を今回はお伝えいたします。


ヨハネス・アンダーセンとは?

ヨハネス・アンダーセン(Johannes Andersen)は1903年デンマークのオーフスで生まれ、1922年に家具職人としての認定を受けます。1930年代半ばに自身の建築会社を設立、Trensum、CFC Silkeborg、Bramin、UldumMøbelfabrikなどの企業と協業しさまざまな家具を作り出しました。
有機的で美しい曲線を多用したヨハネス・アンダーセンの家具達は、デザイン性と実用性を兼ね備えており、北欧ヴィンテージ家具のとして日本をはじめ世界的に人気があります。代表作は1957年デザインの通称UFOテーブルやスマイルテーブルと呼ばれるコーヒーテーブルです。


北欧ヴィンテージ家具の真骨頂?ヨハネス・アンダーセンの魅力とは?

北欧ヴィンテージ家具界隈のなかでハンス・J・ウェグナーやフィン・ユールといった大御所とは異なり、知名度ではやや劣る印象のヨハネス・アンダーセンですが、それゆえ玄人好みな隠れた名作も多く一度知るとその魅力に引き込まれるという方も多いはず。そんなヨハネス・アンダーセンの魅力とは?

①滑らかな曲線の美しさ

②実用性と美しさを兼ね備えた構造美

③佇まいと後ろ姿の美しさ

 

①滑らかな曲線の美しさ

まずはなんといってもヨハネス・アンダーセンの魅力はその曲線の美しさにあります。曲線を多用した北欧ヴィンテージ家具の作品はたくさんありますが、その中でもトップクラスの曲線の美しさを持っていると思います。まずは画像にてその美しさをご覧ください。

横から見た際の美しさも魅力。

滑らかな曲線の背もたれは体を包み込んでくれるような座り心地。

ヨハネス・アンダーセンのチェアの代表格のこちらのチェア。北欧ヴィンテージ家具業界でも定番のモデルですが、背もたれから座面に伸びるアームの滑らかさは、木を削り出して作られているように見えないまるでガラス細工のような滑らかさ。この細く丸みを帯びたアームは、座った状態で少し椅子を前に出したいときに手で持つとしっくりくる位置・角度になっており、しかもとても手に馴染む造形で、ついつい触りたくなってしまうほど。

まるで粘土を伸ばして作ったのではないかと思えるほどの細いアームを無垢材の削り出しで実現。

特にこちらのモデルのぐぐっとくるポイントは上記画像の座枠にそっとやさしく触れているかのようなアーム先端のデザインで、手間をかけて丸く削り出して作られた造形にデザインのこだわりを感じます。加えて、背もたれも丸みを帯びており、アームから背もたれに掛けてのラインが非常に美しくデザインされています。北欧ヴィンテージの中でもさまざまなチェアが存在していますが、その曲線の美しさで右に出るものはなかなかないのではないでしょうか。

もう一脚ご紹介いたします。こちらはJulianと呼ばれるチェアですが、こちらも木を削り出して作られたとは思えない曲線を持っています。

細いフレームながら体にしっかり沿うような美しい造形。

この滑らかさを木を削って表現する、しかも量産するという技術力に感謝です。

 

②実用性と美しさを兼ね備えた構造美

ヨハネス・アンダーセンのチェアの魅力は曲線的な美しさに加え、それが実用性も兼ね備えている点。こちらのBA-113というモデルでは、ヨハネス・アンダーセンの特長である曲線を多用しつつ、実用性にも優れたチェアとなっています。

こちらのヨハネス・アンダーセンBA-113はいわゆるハーフアームという通常は座面の先端くらいあるアームを半分ほどにしたチェア。テーブルの高さなどが問題でチェアがテーブル下に収納できないという点をアームチェアという機能を犠牲にすることなく解決したチェアですが、まずはアーム先端の造形を見てください。よく見ると少し上向きになっていて、実はこれのわずかな傾斜があることにより腕馴染みが格段に上がり、とてもしっくり腕に馴染んでくれます。また、アームを支える支柱も丸みを帯びたデザインで、且つその支柱の根本部分も強度を保つために少し盛り上がった造形になっています。このチェアとしての強度と美しさを兼ね備えたデザインは本当によくできているなと感心します。このような機能美を随所に感じることができる点もヨハネス・アンダーセンのデザインの魅力です。

ヨハネス・アンダーセンのBA-113。

このBA-113は少し異なる造形のタイプも存在しています。

 

③佇まいと後ろ姿の美しさ

上記のように細かい部分に加え、全体で見た時のシルエットも美しいヨハネス・アンダーセンのチェア。普段実生活の中でチェアはテーブルに収まっていますので、なかなか正面から見る機会はないので、ひとつのチェアの選び方として後ろ姿の美しさでご検討いただくのもよい要素かと思います。その後ろ姿の美しいチェアをヨハネス・アンダーセンはたくさんデザインしました。ぜひお気に入りの一脚を見つけてみてください。

こちらはヨハネス・アンダーセンとしては珍しいソファ。
Julianの背もたれも美しい。

北欧ヴィンテージのチェアをお探しの場合はヨハネス・アンダーセンのチェアもぜひご検討を

ヨハネス・アンダーセンは北欧ヴィンテージ家具の中でもハンス・J・ウェグナーやフィン・ユールなど王道なデザイナーとは異なりややマイナーなデザイナーではありますが、その魅力は全く王道のデザイナーに引けを取らず、むしろ北欧ヴィンテージの魅力のひとつである曲線の美しさを最も体現するデザイナーの一人です。北欧ヴィンテージのチェアをお探しの際は、ぜひヨハネス・アンダーセンの作品もご検討してみてはいかがでしょうか。ヨハネス・アンダーセンのチェアは当店でも人気が高く、常に在庫がある状況ではございませんが、今度もさまざまなヨハネス・アンダーセンのチェアをご紹介していきたいと思います。

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ローテーブルとしてもダイニングテーブルとしても使える?!エレベーターテーブルの魅力

当店で取り扱う1950~70年代のいわゆるデンマークデザインの黄金期に作られた北欧ヴィンテージ家具。その美しさや普遍的なデザインも大きな特徴ですが、それに加え機能的で実用的な家具も多くデザインされました。その中でも特に通称エレベーターテーブルと呼ばれるテーブルはローテーブルとしてもダイニングテーブルとしても使えるという一石二鳥で機能的な一品。現代の日本人の住環境でも有用な機能を持った優れたテーブルです。そんなエレベーターテーブルの魅力や購入する上でのポイントをまとめます。

エレベーターテーブルの魅力

実用的なエレベーターテーブルの魅力は下記の3点にまとめられます。

①ローテーブル兼ダイニングテーブルとして使える

②デスクとしても使える

③ギミック好きには堪らない

 

①ローテーブル兼ダイニングテーブルとして使える

エレベーターテーブルの最大の魅力はローテーブルとダイニングテーブルの両方の機能を持つこと。低い状態で天板の高さが50~55cmとソファ前に置いて使用するコーヒーテーブルとしての機能を果たしてくれます。高さは通常2段階で調整可能で、高くすると70~72cmほどになるものが多く、ダイニングテーブルとして使用できます。これに加え多くのモデルでは奥行き方向に両サイド延長できる仕様となっているので、大きく広げて使用できます。サイズにもよりますが4人の大人が十分使用できる広さになるので大変便利です。

②デスクとしても使える

この延長機能は片方だけ出しても天板が傾いたりせず水平を保つ造りとなっているので、例えばダイニングテーブルの高さにして片方だけ延長天板を伸ばした状態で壁際に寄せればデスクスタイルとなるため、一石三鳥な機能を持っています。

実用例:音楽機材との相性もよいエレベーションテーブルとネストテーブル

③ギミック好きには堪らない

当店でこの動きを見たお客様からもよく考えられているな~と感心されることが多いエレベーターテーブル。この機能を実現するために天板裏は複雑な構造になっています。メンテナンスするのは大変ですが、当時の家具デザイナーや家具職人に頭が下がります。そのモデルによって展開方法も異なり、ユニークな立ち上がり方をするものもあります。ぜひ知らない人に見せて驚かせましょう。

エレベーターテーブルの注意点

魅力たっぷりのエレベーターテーブルですが機能的な反面、注意点もあります。何を優先するか考慮しましょう。

①椅子は収納できない

②重量が重い

③安定性

 

①椅子は収納できない

テーブルの脚が中央に付いているため、通常のダイニングテーブルのように天板下にチェアを収納するスペースは確保されていません。そのためチェアを常時置く場合はテーブル周りにある程度スペースが必要です。

②重量が重い

天板が二重になっていたり高さ調整のための構造の為、通常のコーヒーテーブルと比べると重量が重い傾向です。また、天板がエクステンション天板を出すために少し遊びがある構造になっているので、天板だけを持って持ち上げると天板が浮いてしまい持ち上げられません。持ち運ぶ際は大人2人で脚を持って移動しましょう。

③安定性

構造上脚が中央に位置しているため、通常のダイニングテーブルのように四隅に脚がついているタイプと比べると安定性は若干劣ります。また、天板が延長できたり高さが変えられる動く構造となっており、全体的な剛性はどうしても落ちます。実用上はそこまで気になるレベルではございませんが、より安定性やしっかりした造りをお求めの場合は通常のダイニングテーブルがおすすめ。それよりも機能面を重視したい場合はエレベーターテーブルがおすすめです。

 


高さと奥行きが変えられ、ローテーブルとしてもダイニングテーブルとしても使用できるエレベーターテーブルは大変機能的で使い勝手のよいテーブルです。ワンルームのような置ける家具が限られるスペースでもローテーブルとダイニングテーブルを兼用できるエレベーターテーブルは、実用的で実生活をより快適にしてくれるでしょう。その代わりチェアを収納できないなどの注意点もありますので、用途や導線、お部屋の空間を考慮の上、検討されてみてはいかがでしょうか。

当店ではエレベーターテーブルをはじめたくさんの家具を取り揃えております。お探しの家具がございましたらご遠慮なくお問い合わせください。

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