ビンテージの北欧家具を扱っていますと店頭にてよく聞かれることの一つにネストテーブルの使い方があげられます。買付の際、良いデザインのものがあればよく買い付けるのですが、日本ではあまり見かけない家具なので、小さめの椅子?とよく間違われます。そういう機能を持ったテーブルもあるのですが、基本的にはテーブル。座ると壊れますのでご注意。ビンテージ北欧家具によく見られるネストテーブルの特徴をあげてみます。
■まずネストテーブルとは
ネストテーブルは英語でいうと、『Nesting table』『Nest table』と表記されるのが一般的。ネスト(Nest)は『入れ子』や『一揃い』という意味があり、文字通り一般的には大中小同じ形のものが3つセットになっているものが多いです。また、大きいテーブルに同じサイズの小さいテーブルが2つセットになっているものや、折り畳み式のテーブルが収納された特殊なものなどいろいろ種類があります。
こちらはイギリスのG planのネストテーブル。四角い脚が特徴。
こちらはデンマーク製のネストテーブル。丸い脚がかわいいですね。
当店ではデンマーク製のものと、イギリス製ではG planやercol社のネストテーブルをよく買い付けます。ネストテーブルは北欧家具以外にも存在しますが、ビンテージの北欧家具はやはりシンプルで飽きのこないデザインのものが多く、いろいろなお部屋の雰囲気に合わせやすいと思います。
■ネストテーブルの美しさ
当店でよく買い付ける北欧ビンテージ家具のネストテーブル。まずはその見た目の美しさも魅力の一つ。3つ並べたときの美しさにほれぼれしてしまいます。商品を紹介するページでもついついその美しさをお伝えしたくてたくさん掲載してしまいますので、ここでもたくさん載せたいと思います。
普段使わないときでも、こんな感じで置いておきたいです。まさに実用的な彫刻作品とも言えます。
■ネストテーブルの実用性
このネストテーブル、よく使い方を尋ねられます。もちろん使い方は自由なのですが、参考までに使い方をご紹介いたします。
①重ねた状態でそのまま使う。
小さいサイドテーブルとしてちょっと使いたいとき。重ねた状態でそのままもちろん使用可能です。ソファー横にちょこんと置いてもかわいいですね。
②3つ並べて使う。
たとえば3人掛けソファーの前に並べて設置。するとコーヒーテーブル替わりとして十分使えます。大きめのコーヒーテーブルを常に置いておくスペースがない時や、お部屋をフレキシブルに使いたいときに役立ちます。収納時は小さいテーブル一つ分、実用的には大きめのコーヒーテーブルと変わりませんので、実はとても実用的な家具です。
③それぞれ別々のところで使う。
たとえば小さいテーブルを玄関先、中サイズをベッドサイド、大サイズをソファ横などいろいろな場所で活躍してくれます。サイドテーブルをもしいくつかお探しであれば、3つセットになっているネストテーブルは価格もお得感がありますね。
④並べてディスプレイする。
空間に余裕があればこんな風に飾ってディスプレイしてみたいものです。並べただけでもとても画になります。
■ネストテーブルの選ぶポイント
ネストテーブルはデザインもさまざまなので、サイズやデザインでお気に入りのものを見つけていただくのが良いと思いますが、それ以外の要素に持ち運びのしやすさがあります。種類によって小さいテーブルが大きいテーブルのレールに収納され、上のテーブル一つを持てばまとめて持ち運びできるものと、単に重なっているだけで、まとめて持ち運ぶときはすべてを手で支えないと持ち運びできないものがあります。小さな違いですが、レールなしのものはまとめての持ち運びに少し気を使わなければいけない反面、レール付のものはとても持ち運びしやすいので、こちらも選ぶ一つのポイントです。種類によってはタイルトップのものもありますので、水分を気にせず使いたいのであればタイルトップもおすすめです。
こちらは収納時それぞれが独立しており、持ち運びにはまとめて持つ必要があります。レールがない構造は見た目はすっきりしますが、少し持ち運びに気を使います。
こちらはレール付のネストテーブル。持ち運びは簡単です。
ビンテージ北欧家具の中ではメジャーな存在のネストテーブルは日本ではあまり馴染のない家具ですが、実は美しさと実用性を兼ね備えたテーブル。サイドテーブルをお探しの方は是非ご検討ください。
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