椅子の修理しました。

当店では普段あまり持ち込みでの修理は受け付けていないのですが、

お客様から修理のご依頼でこちらの椅子を修理しました。

 

長年使っていたと思われ、フレームが外れ掛かっています。

そしてよくあるパターンなのですが、割れた箇所に接着材を流し込んで修理を試みたようです。

接着剤を流し込んでも古い接着剤が残っていたり、しっかりくっつかない場合がほとんどです。

今回の場合は割れた箇所をくっつけても強度的に持たないので部材をまるっきり作ります。

やるからには気合を入れて徹底的に仕上げます。

まずフレームを解体。

必要部材を新たに作ります。

   

のみやカンナで手作業でチークの無垢材から割れていた部材を作りだしました。

 

元々の部材のホゾやダボに合わせなければならないのでホゾ穴の正確な加工が必要です。

今回も微妙に垂直や直角でなかったりで慎重に作業しました。

そして新しく作った部材が元のフレームと色が合うようにステインで着色。

他のフレームは剥離、研磨を施し組み上げ。

その後オイルを塗布しました。

けっこう大変でしたがほぼ新品のように蘇りました。

BEFORE

AFTER

BEFORE

AFTER

BEFORE

AFTER

古い汚れも除去し、チーク材本来の色つやが蘇りました。

お客様にも喜んでもらえましたので頑張った甲斐がありました!

これでまた末永くお使いいただけます。

 

北島

メンテナンスについて

実は最近ひっそりとメンテナンスページを公開しました。

こちらより。

当店のメンテナンスについて説明しています。

けっこうしっかりやっていますので、商品の品質には自信があります。

ぜひ、店頭にてその仕上がりをご体感いただければと思います。

 

北島

 

メンテナンス進んでいます。

お店営業しております。

Gunni omannのキャビネット、メンテナンス完了しましてお店に出しています。ウェブショップには来週掲載予定です。

なかなか近年はこのように2段に分かれたキャビネットが見つかりにくくなってきてまして、当店でも久々の入荷です。

買付当初の初見では状態もよく、クリーニングだけでも出せそうだなと思っていましたが、

やっぱり丁寧にメンテナンスして出したくなってきまして、全面剥離・研磨をしてオイルで仕上げています。

古い塗装を落とすと天板の突板に薄い箇所が出てきました。恐らく薄くなっている部分を隠すために色を後から付けたものと推察されます。

このような箇所もしっかり後世に残せるようにメンテナンスしています。

なかなかこの大きさとなると相当大変でしたが仕上がりは格別。ぜひお店でご覧ください。

このほかにも

ボーエ・モーエンセンの3シーター。

無名ながらかなりかわいいイージーチェア。

アルネ・ヴォッダーのドレッサーなどいろいろ仕上がっています。

ご来店お待ちしております。

 

北島

 

GE290 ずらっと並びました。

お店開けております。

ウェグナーの定番商品、GE290が一気に4台お店に並びました。

1953年のデザインながらまったく古さを感じさせないデザイン。

ゆったり体を預けてリラックスしてお使いいただけます。

お客様からのご依頼でベースは白、一面のみ黄色という卵みたいな配色でかわいく仕上がりました。

一面のみ違う色を張ってリバーシブル仕様にするのも楽しみの一つです。

※ハイバック右はSOLD、左はHOLD品となります。

北島