ハンス・J・ウェグナー GE290ハイバック

新年あけましておめでとうございます。メンテナンス担当の川中です。

本年も変わらず丁寧にひとつひとつ仕上げて、お客様に喜んでいただけるよう努めて参ります。本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

 

ハンス・J・ウェグナー GE290ハイバック メンテナンスしました。

全面研磨オイル仕上げです。

クッションは張り替え前です。お好きな生地に張り替えできます。

 

北欧家具tanuki 川中

 

イージーチェアメンテナンスしました。

寒さ厳しくなってきましたね。皆様いかがお過ごしですか。

tanukiの工場には今日からストーブを入れました。

この季節はスタッフがサツマイモを差し入れしてくれるので、たまにストーブで焼き芋をして休憩中いただいています。今年も待ち遠しいです。

さてさて今回はイージーチェアのメンテナンスブログです。

 

まずは解体。ホゾが緩くなっていてすんなりと解体できました。

座の枠がぼろぼろでしたので新しく作り直しました。もとは針葉樹で作られた枠でしたが強度のことを考えホワイトアッシュで作りました。

今回のように新しく部材を作り直すことはあまりないので専用の機械は今のところ少ないです。これはすべて手加工で作りました。

しっかりと接着します。

接着前にいつものように全面研磨しています。

素地調整後、ステインを入れてオイル塗装しました。

フレームもオイル塗装しました。

塗装後は艶が出てとても良い仕上がりです。

メンテナンス前はグラグラで不安定でしたが、メンテナンス後は安定してしっかり体を支えてくれるようになりました。

木は本来の輝きが戻りつやつやとしています。

メンテナンスしていると愛着がわく家具がよくあるのですがこのチェアもその一つです。

 

北欧家具tanuki 川中

G plan ガラストップテーブル 接着の様子

もう売れてしまった商品ですが、以前メンテナンスしたG planガラストップテーブルです。

緩んでいる接合部は解体して再接着します。

古い接着剤をとり仮組して隙間がないか確認します。隙間がある場合は削る等して調整。ねじれがある場合直しながら接着します。一度接着してしまうと外すのは困難のため細心の注意を払いながらの一発勝負です。

正直言ってしまうと時間と手間がかかる行程なので省きたいのですが…長く使っていただく為に欠かせない作業です。

接着後、全研磨してオイルフィニッシュで完成です。

見違えるほどきれいになりました。

 

北欧家具tanuki 川中

ハンス・J・ウェグナーRY20 メンテナンスしました。

RY20キャビネットのメンテナンス終わりました。

今回はビフォーアフターにしてみました。

下の画像は剥離研磨する前です。輪ジミや黒いシミがついています。

完全とまではいきませんでしたが気にならないくらいのレベルまで汚れが落ちました。

こちらのシミやくすみはキレイに取れました。

カサついた引き戸もこんなにピカピカになりました。見ていて気持ちがいいです。

くぼんでいるタイプの取っ手です。ブラシで中をきれいに掃除してサンドペーパーで薄く削ります。

細かい作業で大変ですが根気よくやります。

きれいに仕上がりました。うまくいって一安心です。

今回も丁寧にメンテナンスしました。ホームページにも載せていますのでご覧ください。

 

話は変わりますが、私は子供の頃から合わせると10回くらい引っ越しをしています。

新しい家でまずやることは自分の手で床や壁を触りながら隅々まで掃除します。大事なのは自分の手で触るということです。

そうすることで慣れない新しい家でも、触ることで初めて自分の家になるような気がして安心しました。

家具をメンテナンスするときも隅々まで手で触りながら危ないところがないか確認するようにしています。

tanukiの家具を安心して使っていただけるよう日々メンテナンスしています。

 

北欧家具tanuki 川中

引き出しのつまみ製作

秋空高く、さわやかな毎日がつづきますね。

秋晴れで湿度も低いため昼間は工場の窓を開けて換気しながらリペア作業しています。

湿気さんさようなら。

今回は引き出しの小さな取っ手を作りました。

引き出しのつまみが折れて使えない物があったので作り直しました。

チークの端材を木工旋盤に取り付けて削っていきます。

プラモデルのパーツみたいですね。

一つずつ切り取りサンドペーパーで丁寧に仕上げていきます。

接着してオイル塗装して完成です。

小さな物でも一つずつ丁寧に作業しています。

 

北欧家具tanuki 川中

お客様持ち込みの椅子の修理をしました。

朝晩すっかり涼しくなり少し寒いほどですね。

今回初めてブログを書きます北欧家具tanukiメンテナンス担当の川中と申します。

趣味はギターやウクレレで弾き語りをしています。家具と歌は心のビタミンです。

今後たまにメンテナンスブログを書きますのでよろしくお願い致します。

さて今回はお客様持ち込みの椅子の修理をさせていただきました。

背束のホゾがパテで補修されていて、背もたれに寄りかかると今にも折れてしまいそうな状態でした。

解体します。はずす時に壊れないように慎重に作業します。

パテを削り取ります。

カンナで平に削り材料を接着しました。

形を整えてホゾのカタチを新しく作り接着しました。

接着の際、背の角度が変わらないように気をつけます。

同じような色になるようにステインを調整して着色します。

ツヤ感も違和感がないように調整します。

当たり前ですが、普通に背もたれに寄りかかれる椅子になりました。

お客様にはどこを修理したのか分からないほどキレイに仕上がっていると言っていただきました。

このような修理もしていますので気になる方はご相談ください。

北欧家具tanuki 川中