当店で取り扱う北欧ヴィンテージ家具。半世紀以上前にデザインされ今もなお製造され続ける名作から当時数年間しか製造されずヴィンテージでしか入手できないモデルまでさまざまなモデルが存在します。今回ご紹介のロイヤルコペンハーゲン社のタイルが敷き詰められたハスレヴ社のタイルトップテーブルもヴィンテージでしか手に入れられない一品で北欧ヴィンテージ家具の定番商品のひとつ。タイルの趣に加え、実用性も高いタイルトップテーブルの魅力をまとめます。
ロイヤルコペンハーゲン社とハスレヴ社のコラボ作品の基本
当店でも買付の度に現地で見つければ買い付けるハスレヴ社のコーヒーテーブル。いろいろなバリエーションが存在しますが、定番はこちらのデザイン。至極シンプルで直線を基調としたデザインにタイルが張られたものが基本です。脚は先窄みとなっており、野暮ったい感じがなく洗練された印象。脚を天板を繋ぐ留めは接着剤で固定されているため、金具などが裏面にもないすっきりとしたデザインで作られています。天板は上記画像のように全面にタイルが張られたものから一部のみというものも存在します。
このデザインを基本に引き出し付きモデルやワゴン、サイドテーブルやネストテーブル、チェストやミラー、はたまた珍しいデスクまでいろいろなバリエーションが存在します。
コーヒーテーブル

サイドテーブル



ネストテーブル

ワゴン

デスク


豆知識


ロイヤルコペンハーゲン社とハスレヴ社のコーヒーテーブルの魅力
その美しさに加えタイルならではの魅力があるタイルトップテーブル。そんなハスレヴ社のコーヒーテーブルの魅力は以下にまとめられます。
①タイルの美しさ
②タイルの柄のバリエーション
③水や熱に強い
①タイルの美しさ
まず最大の魅力はやはりそのタイルの美しさ。ロイヤルコペンハーゲン社のBACAシリーズやTENERAシリーズのタイルは現在のロイヤルコペンハーゲン社の製品とは趣が異なり、ハンドペイントのためひとつとして同じ柄が存在せず、それ故の暖かみを感じる点がヴィンテージならでは魅力。お部屋に置くだけで絵画を壁に飾るように楽しめます。

②タイルの柄のバリエーション
当時ロイヤルコペンハーゲン社とハスレヴ社とのコラボにおいて使用されたタイルは様々あります。基本のBACAのタイルを始め、鮮やかな青みが魅力のTENERAのタイルなど、色味や柄もさまざま。ぜひお気に入りを見つけてみてください。


③水や熱に強い
天板にタイルを使用していることのメリットとしては当然水や熱に強い点が挙げられます。木の天板のテーブルなどでは輪シミや熱による色味や艶の変化などが発生する場合がありますが、タイルであればそのようなことを気にせずに使えます。水に濡れてもさっと拭くだけでお手入れも簡単です。
ロイヤルコペンハーゲン社とハスレヴ社のコーヒーテーブルの注意点
魅力たっぷりのロイヤルコペンハーゲン社とハスレヴ社のコラボテーブル。特段購入にあたっての注意点はないのですが、購入を検討の方に念のため知っておきたい注意点をまとめます。
①重い
タイルを使用しているので当然ではありますが、木を使用したテーブルと比べると重いです。小さ目のサイドテーブルであれば女性一人でも簡単に持ち運べますが、大きめのコーヒーテーブルなどはかなり重いので、運ぶ際は大人二人以上で作業を行いましょう。

②破損注意
タイルを使用していることもあり、テーブルを落としたりタイルの上に物を落とすなど、強い衝撃を受けた場合はタイルが割れたり剥がれる可能性があります。タイルの剥がれは元に戻せますが、割れの跡は完全に修復はできません。当店でもこれまで配送中にタイルが剥がれてしまったことがありますが、普通に使用していればまずこのようなことは起こりませんのでご安心ください。
北欧ヴィンテージ家具の定番の人気商品であるロイヤルコペンハーゲン社とハスレヴ社のタイルトップテーブルは、実用性と美しさを兼ね備えた一品です。ハンドペイントされたタイルは、BACAやTENERAシリーズを中心に多様なデザインがあり、唯一無二の温かみが魅力。タイル天板は水や熱に強く、日常生活での使い勝手も抜群です。ただし、タイルの構造上、テーブルは重く、取り扱いには注意が必要です。また、落下や強い衝撃でタイルが割れる可能性もあるため注意が必要です。ヴィンテージならではの価値を感じつつ、実用的に使える点が多くの支持を集める理由です。お部屋に絵画を飾るようにぜひご自宅に取り入れてみてはいかがでしょうか。
北欧家具tanuki 北島