当店で取り扱う北欧ヴィンテージ家具はチェアからテーブル、ソファやウォールシェルフまでさまざまなジャンルがありますが、その中でもテレビ台は人気の商品。しかし、北欧ヴィンテージでテレビ台を探されたことがある方はお分かりかと思いますが、全然見つかりません。なぜ北欧ヴィンテージのテレビ台は見つかりにくいのか。その背景と当店なりの解決策をお伝えいたします。
なぜ北欧ヴィンテージのテレビ台が見つからないのか?
当店でもテレビ台を探しに来店される多くいらっしゃいますが、サイズや高さの問題で希望のものが見つからない場合が多く悩まれる方が多いジャンルです。なぜ北欧ヴィンテージのテレビ台が見つかりにくいかという答えはこの画像でわかります。
こちらのサイドボードですが、実は元々は中にテレビが入っていて、テレビを外してリメイクした一品。北欧ヴィンテージ家具が作られた1950~70年代はこちらのサイドボードのように家具に作り付けでテレビが埋め込まれ、家具とテレビが一体になっているものが基本でした。そのためテレビを埋め込む前提でデザインされたものがほとんどで、低めのサイドボードやテレビ台の上に置いて使用するという考えは当時少なかったようです。このため、テレビを上に置いて使用する前提でデザインされた低めのテレビ台は北欧ヴィンテージで探すとそもそも流通数は少なく、且つ探されている方も多く人気があるので出会いの頻度が低くなります。このような時代背景もあり北欧ヴィンテージのテレビ台はそもそも少ないのです。
北欧ヴィンテージでテレビ台を探す方法
それではテレビ台で北欧ヴィンテージを使いたい場合はどのようにすればよいのか。当店から3点ご提案いたします。
①根気よく探す
②少し高めのサイドボードを使用する
③コーヒーテーブルを使用する
①根気よく探す
流通数は少ないものの稀に見つかることもある北欧ヴィンテージのテレビ台。以下のサイドボードは当店でこれまで買い付けた低めのサイドボードですが、このようなテレビ台として使用できるサイドボードも稀に見つかるのでお急ぎでない場合や絶対北欧ヴィンテージがいい!という方は根気よく探してみましょう。当店では買付依頼も受け付けています。ご希望の場合は現地で探して参りますので、ご遠慮なくお申し付けください。



2025年4月現在、当店では下記のテレビ台を買い付けています。幅広タイプで低めのタイプは珍しいですね。こちらは2025年夏頃入荷予定です。


②少し高めのサイドボードを使用する
そもそもテレビ台を使用する際に、ソファに座って見るのかダイニングチェアに座って見るのかやテレビの大きさによって適正なテレビ台の高さは異なりますが、少し高さを妥協すればある程度見つかりやすくなります。
例えばこちらのBang & Olufsen社のサイドボードは、高さ61cmと通常のテレビ台よりは少し高さがありますが、使用環境に合致すればテレビ台として活躍してくれます。こちらのサイドボードは元々オーディオ用で重いアンプやレコードプレーヤーなどを置けるようデザインされているため、耐久性も高くお勧めです。


③コーヒーテーブルを使用する
本来の使い方とは異なるものの、コーヒーテーブルをテレビ台として使用する方法もあります。高さはそのコーヒーテーブルによりますが、低めのものやサイズもいろいろ存在するのでお気に入りの一台を探してみましょう。



北欧ヴィンテージのテレビ台は、1950~70年代当時と現代のテレビ台の考え方の違いや歴史的な背景から見つけるのが難しいアイテムです。北欧ヴィンテージのいわゆる黄金期の1950~70年代には家具にテレビが組み込まれることが一般的だったため、現在のテレビ台のようなデザインはそもそもあまり存在していません。そのため、低めのテレビ台を求める声は多いものの、流通数が非常に限られているのが現状です。当店では、テレビ台を探すための3つの提案として、根気よく探すこと、少し高さのあるサイドボードの利用、コーヒーテーブルを代用することを挙げていますが、ご自身の使用環境や希望に応じて検討してみましょう。当店ではお客様のご要望に応じた買付依頼にも対応しておりますので、気になる方はご遠慮なくお申し付けくださいませ。あなたの理想のテレビ台との出会いをお手伝いします。
北欧家具tanuki 北島