ハンス・J・ウェグナー GE290 2シーター ソファ アップしました。

最近ウェブショップへのアップが滞っていましたが、やっとアップできました。
今回アップした商品の一つ、ハンス・J・ウェグナーのイージーチェアGE290 2シーター ソファ、こちらなかなか貴重な一台です。

■ハンス・j・ウェグナー

1914年 南ユトランド生まれ 13歳から家具職人のもとで修業を積み、17歳の時に指物師のマイスターの資格を取得。92歳で生涯を閉じるまで500種類もの家具をデザインしたといわれる北欧家具の巨匠。

■GE290シリーズ

GE290シリーズはハンス・J・ウェグナーが1953年にデザインしたウェグナー初期のイージーチェア/ソファの名作の一つ。現在でも製造が続けられ、今なお北欧家具の定番人気商品ゆえ、ビンテージ品でも価格が落ちず、高値で取引されています。1953年といえばもう半世紀以上前。そんな時代にこれだけモダンで普遍的なデザインが生まれるという点に、ウェグナーのすごさはあるかと思います。

人気商品ゆえ、いわゆるジェネリック製品やリプロダクト、模倣品などかなりの数が出回っていますが、ビンテージ品となると数も限られます。特に現行品にはないチーク材などはとても貴重で、価格が年々上がって行っています。

こちらは以前販売したチーク仕様のGE290 1シーター。贅沢な一品です。

今回アップしましたGE290 2シーターソファはGE290の中でも人気且つ貴重なシリーズ。GE290は1~3人掛けの3種類がありますが、狭いお部屋が主流の日本では特に2シーターソファの需要があり、デンマーク現地でもそれを反映してか価格が上昇し続け、見つかりにくくなってきています。下手をすると3シーターソファとそれほど価格が変わらないことも。これからもたぶん価格が上がっていくと思われます。

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GE290のデザイン

GE290シリーズの特徴はまずシンプルで飽きのこないデザイン。アーム部分は広めに設計され、とても手になじみます。また、後ろ姿も美しく、部屋の真ん中に置いても隠す必要はなく、魅せる背中を持っていますので、お部屋の家具の配置換えの時もいろいろコーディネートを楽しめそうです。

座面は傾斜が掛かっていますが、立ち上がるときに思わずよっこいしょと力が必要になりにくい絶妙な角度になっていて、とても座ったり立ったりの動作がしやすいです。

GE290の現行品とビンテージの違い

今回アップしたGE290 2シーターのクッションは座面2個背もたれ2個の計4個。ビンテージ品はコイルスプリング仕様になっており、その周りにウレタン等が巻いてあります。体重が掛かった部分が局所的に沈み込むウレタンのみのクッションと違い、弾むような弾力がありどの部分に座っても均一なすわり心地です。現行品はウレタン仕様になっていますので、座り心地でビンテージ仕様を選ばれる方もいらっしゃいます。ちなみにフレームの座面の仕様もビンテージ品はスプリング、現行品はウェービングテープになっています。どっちがよい悪いというよりも人それぞれの好みで選ばれるとよいと思います。また、裏の刻印もビンテージは刻印、現行品はステッカー仕様となっています。

 

GE290 ソファのリプロダクト品

北欧家具はじめ多くの有名家具達はリプロダクト品が多数存在します。もちろん、安くて同じ形のものが手に入るので、価格を重視すれば選択肢の一つかもしれませんが、耐久性や質感などやはり価格相応、妥協する点は多いかと思われます。どちらにするかは選ばれる方の主観となりますが、お店としてはやはり本物をおすすめします。

ビンテージ北欧家具の定番商品の一つ、GE290。北欧家具系の雑誌やインテリア雑誌などでも良く見かけるので、憧れている方も多いと思います。当店でも引き続きご紹介できるように日々頑張ります。

北欧家具tanuki 北島

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